センスいいね!って褒められるオリジナルTシャツのデザイン作成完全ガイド
目次
- センスいいね!って褒められるオリジナルTシャツのデザイン作成完全ガイド
- デザインを始める前に!Tシャツ作りの成否を分ける「準備」
- このTシャツ、何のために作る?「コンセプト」を明確にしよう
- 5W1Hで考えるコンセプト設計
- 土台が肝心!「Tシャツ本体」の選び方
- 1.用途で選ぶ!素材(コットン、ポリエステルなど)の特徴
- 2.デザインが映える「カラー」の選び方
- 3.印象を操作する「形状とサイズ感”
- 【実践編】これを押さえよう!センスが光るデザインの4大原則
- 原則1:配置の妙技「レイアウト」
- 視線を誘導するレイアウトの基本
- 「余白」は最強のデザイン要素
- どこに置く?プリント位置で印象はこう変わる
- 原則2:色の魔法「カラーコーディネート」
- 失敗しない色の組み合わせ「ベース・メイン・アクセント」
- Tシャツの色を活かす配色テクニック
- 原則3:文字で伝える「フォント」の力
- 原則4:素材を活かす「画像・イラスト」の掟
- 印刷でがっかりしないための「解像度」の話
- 著作権・肖像権は必ず確認をしよう
- デザインが馴染む「背景透過」のススメ
- 高品質なオリジナルTシャツならツクレルがおすすめ
- デザインのコツを掴んで最高の一枚を
センスいいね!って褒められるオリジナルTシャツのデザイン作成完全ガイド
「仲間とチームTシャツを作りたい」「イベントで着るユニフォームが必要」「自分だけの特別な一枚が欲しい」。そんな時、オリジナルTシャツ作成は非常に有力な選択肢になります。近年、Web上で手軽にデザインをシミュレーションし、そのまま注文できるサービスが増えたことで、誰でも気軽にオリジナルTシャツを作れる時代になりました。しかし、その手軽さの一方で、「自分にはデザインセンスがないから、ダサくなってしまいそう」「何から手をつければ良いのか分からない」といった不安の声をよく耳にします。せっかく作るなら、周りから「センスいいね!」と褒められるような、愛着の湧く一枚に仕上げたいですよね。本記事では、オリジナルTシャツのデザイン作成手順についてご紹介します。
デザインを始める前に!Tシャツ作りの成否を分ける「準備」
多くの方が、いきなりデザインソフトやシミュレーターを立ち上げてしまいますが、実はそれが失敗の第一歩です。優れたデザインは、しっかりとした「準備」から生まれるといわれています。ここでは、デザイン作業に入る前に必ず押さえておきたい、もっとも重要な2つの準備についてご紹介します。
このTシャツ、何のために作る?「コンセプト」を明確にしよう
最初に決めるべきは、Tシャツの「コンセプト」です。コンセプトとは、デザインの根幹となる基本的な考え方や方向性のことです。「なんとなくかっこいい感じ」で作り始めると、途中で方向性がブレてしまい、結局何が言いたいのか分からない、まとまりのないデザインになりがちです。
5W1Hで考えるコンセプト設計
以下の5W1Hに沿って、Tシャツ作成の目的を具体化すると分かりやすいでしょう。
- When(いつ):夏フェスで着るのか、学園祭の期間中だけか、一年中着る普段着か。
- Where(どこで):屋外のイベントか、室内での発表会か、スポーツの試合会場か。
- Who(誰が):クラスの全員か、サークルの仲間か、自分一人か、プレゼントする相手か。
- What(何を):何を伝えたいのか。チームの団結、イベントの告知、自分の好きなメッセージなど。
- Why(なぜ):なぜ作るのか。一体感を高めるため、記念品として、自分を表現するため。
- How(どのように):どのように見られたいか。面白く、かっこよく、おしゃれに、かわいく。
たとえば、「大学の文化祭で、カフェを出店するクラスのスタッフTシャツ」という場合、以下のように具体化できます。
- When:文化祭の2日間
- Where:校舎内の教室で
- Who:クラスの男女20人
- What:カフェの店名と、コーヒー豆のイラスト
- Why:スタッフだと一目で分かり、クラスの一体感を高めるため
- How:おしゃれで、親しみやすい雰囲気に
ここまで具体化できれば、「親しみやすさを出すために手書き風のフォントを使おう」「カフェの雰囲気に合わせて、Tシャツの色はナチュラルやブラウン系がいいかな」というように、デザインの具体的なアイデアが自然と湧き上がってきます。コンセプトは、デザインの迷いをなくすための道しるべになるでしょう。
土台が肝心!「Tシャツ本体」の選び方
デザインの出来栄えは、その土台となるTシャツ本体の品質や種類に大きく左右されます。せっかくデザインを考えても、ペラペラの生地や、イメージと違う色のTシャツでは魅力が半減してしまう可能性があります。ここでは、Tシャツ本体を選ぶ上での3つのポイントをご紹介します。
1.用途で選ぶ!素材(コットン、ポリエステルなど)の特徴
Tシャツの素材は、着心地や見た目の印象、さらにはプリントの仕上がりにも影響します。代表的な素材の特徴を理解し、用途に合わせて選びましょう。
素材の種類 | 主な特徴 | メリット | デメリット | おすすめの用途 |
---|---|---|---|---|
コットン(綿)100% | 天然繊維で肌触りが良い。吸湿性 | 通気性に優れる。着心地が良い。インクのノリが良く綺麗にプリントできる | 乾きにくい。洗濯で縮んだりシワになりやすい | クラスTシャツ、普段着、イベントTシャツなど |
ポリエステル100% | 化学繊維で速乾性が高い。形状安定性に優れる。 | 汗をかいてもすぐ乾く。シワになりにくく型崩れしにくい。発色が良い | 吸湿性が低く蒸れやすい場合がある。毛玉ができやすい | スポーツ用のユニフォーム、スタッフウェアなど |
混紡素材 | 複数の素材を組み合わせたもの | 柔らかさと機能性を両立できる | 比率によって性能が変わる | 機能性とおしゃれさを両立したい場合 |
2.デザインが映える「カラー」の選び方
Tシャツの色は、デザイン全体の印象を決定づける重要な要素です。
- 定番色(ホワイト、ブラック、グレー、ネイビー)
どんなデザインや色とも合わせやすく、失敗が少ないのが最大の魅力です。特にホワイトは、インクの色がそのまま綺麗に表現されるため、写真やカラフルなイラストのプリントに最適です。ブラックはデザインが引き締まって見え、クールな印象を与えます。 - カラーTシャツ(レッド、ブルー、グリーンなど)
Tシャツ自体の色で、チームやイベントのテーマカラーを表現できます。他のチームと差別化しやすく、オリジナリティを出しやすいのが特徴です。
ただし、デザインに使う色との組み合わせを慎重に考えないと、ごちゃごちゃした印象になったり、デザインが目立たなくなったりします。たとえば、青いTシャツに青い文字をプリントしても、読みづらくなります。
3.印象を操作する「形状とサイズ感”
Tシャツの形状やサイズ感も、こだわりたいポイントです。
- ネックライン:もっとも一般的なのはクルーネックですが、Vネックはシャープな印象を与えます。
- サイズ感:全員で同じように着るならジャストサイズが基本ですが、あえて大きめのオーバーサイズを選び、トレンド感のある着こなしを目指すのもおしゃれです。
【実践編】これを押さえよう!センスが光るデザインの4大原則
ここでは、デザインの良し悪しを分ける4つの重要な原則、「レイアウト」「カラー」「フォント」「画像・イラスト」について、具体的なコツをご紹介します。
原則1:配置の妙技「レイアウト」
レイアウトとは、文字やイラストなどのデザイン要素を、Tシャツ上のどこに配置するかを決める作業です。要素をただ並べるだけでは、魅力的には見えません。
プロも使う「黄金比」と「三分割法」
デザインの世界には、人が「美しい」と感じる普遍的な構図が存在します。「黄金比」や「三分割法」はその代表格とされています。
・三分割法
Tシャツのデザイン面を縦横それぞれ3分割し、その線が交わる点や線上にデザインの主要な要素を配置する方法です。ど真ん中に配置するよりも、少しずらすことで、バランスが取れ、洗練された印象になります。
・黄金比
黄金比とは、「1:1.618」という比率で、人間が美しいと感じる比率のことです。Tシャツデザインに応用するには、デザイン全体を配置するエリアを黄金比の長方形にする、重要な部分を黄金比に基づく焦点に置く、などの工夫があります。
視線を誘導するレイアウトの基本
人の視線は、無意識のうちに特定の流れをたどる傾向があります。横書きの文化圏では、左上から右下へと「Z」の形に視線が動く「Zの法則」が有名です。重要な要素をこの視線の流れに沿って配置することで、伝えたい情報がスムーズに頭に入ってきやすくなります。
「余白」は最強のデザイン要素
初心者が陥りがちなのが、「スペースがあると何かで埋めなくては」と考えてしまい、要素を詰め込みすぎてしまうことです。しかし、デザインにおいて余白は非常に重要な役割を果たします。何か物足りないと感じた時、何かを足すのではなく、むしろ余白を増やすことで、デザインが見違えるように良くなるケースが多いです。「余白もデザインの一部」と心得ましょう。
どこに置く?プリント位置で印象はこう変わる
プリント位置 | 印象・特徴 | おすすめのデザイン |
---|---|---|
前面・中央 | もっともスタンダードで、インパクトが大きい。視線を集めやすく、メッセージを強く伝えられる。 | イベント名、メインロゴ、大きなイラストなど |
左胸 | いわゆる「ワンポイント」。さりげなく、上品でおしゃれな印象。 | 小さなロゴ、イニシャル、シンボルマークなど |
背面・中央 | 後ろ姿でアピール。スタッフTシャツや、ユニークなメッセージを入れるのに最適。 | 「STAFF」の文字、背番号、キャッチコピーなど |
袖 | さりげないアクセントになり、「こなれ感」を演出できる。 | チームのロゴ、連番、小さなアイコンなど |
前面・裾 | 視線を少し下にずらす、控えめでおしゃれな配置。 | ブランドタグのようなデザイン、ウェブサイトのURLなど |
原則2:色の魔法「カラーコーディネート」
色は、人の感情やイメージに直接働きかける力を持っています。色の選び方一つで、Tシャツの雰囲気はガラリと変わります。
失敗しない色の組み合わせ「ベース・メイン・アクセント」
たくさんの色を使いすぎると、まとまりがなくなり、かえってデザインが見えにくくなります。まずは使用する色数を3色以内に絞ってみるのがおすすめです。その3色を以下の役割に分けると、バランスが取りやすくなります。
- ベースカラー(約70%):デザインの背景となる色。基本的にはTシャツ本体の色がこれにあたります。
- メインカラー(約25%):デザインの主役となる色。ロゴやメインのイラストなどに使います。
- アクセントカラー(約5%):デザインにメリハリをつける差し色。少量使うだけで、全体を引き締める効果があります。
たとえば、ネイビーのTシャツ(ベースカラー)に、白(メインカラー)でロゴを入れ、ロゴの一部やキャッチコピーに黄色(アクセントカラー)を使う、といった組み合わせです。
Tシャツの色を活かす配色テクニック
- 同系色でまとめる:Tシャツの色と似た色合いでまとめると統一感が出て上品な印象になります。
- 反対色で際立たせる:Tシャツの色と反対の色を使うと非常にインパクトがあり、目立つデザインになります。
原則3:文字で伝える「フォント」の力
Tシャツにメッセージや名前を入れる場合、フォント(書体)の選び方は非常に重要です。フォントは、言葉の意味だけでなく、その「雰囲気」も伝えます。
- セリフ体(明朝体など):伝統的・高級・真面目な印象。
- サンセリフ体(ゴシック体など):モダン・カジュアル・親しみやすい印象。オリジナルTシャツでよく使われる。
- 手書き風フォント:温かみや親近感を出したい時に有効。
- 筆文字フォント:和風や力強さを表現したい場合に効果的。
どんなにおしゃれなフォントでも、文字が読めなくては意味がありません。特に小さい文字や漢字は、可読性を意識してフォント選びをしましょう。デザイン全体で使うフォントは多くても2~3種類までに絞るのがコツです。
原則4:素材を活かす「画像・イラスト」の掟
写真や自作のイラストはオリジナリティを高めますが、印刷時の解像度や著作権には注意が必要です。
印刷でがっかりしないための「解像度」の話
画面で綺麗に見えても、Tシャツにプリントするとぼやけることがあります。印刷用には300dpi以上が推奨されます。スマホで撮った写真を大きく引き伸ばすのは避け、LINEで送られてきた画像は圧縮されているため使わないようにしましょう。
著作権・肖像権は必ず確認をしよう
インターネットで見つけたキャラクターや写真を無断で使用するのは著作権・肖像権の侵害になります。必ず自作素材か商用利用が許可された素材を使用しましょう。
デザインが馴染む「背景透過」のススメ
背景が白いままだと不自然なフチが出る場合があります。PNG形式などで背景透過データを用意すると、イラストだけが自然にプリントされ、プロっぽい仕上がりになります。
高品質なオリジナルTシャツならツクレルがおすすめ
「ツクレル」は、オリジナルTシャツ作りが初めての方でも安心して楽しめるサービスです。
- デザイン提案サービスで相談できる:プロにデザインを相談しながら作成可能。手書きの原稿でもOK。
- 高品質なTシャツと豊富なアイテム:コットンからドライTまで用途に合わせて選べ、Tシャツ以外のアイテムにも対応。
- 安心のサポート体制:解像度やプリント方法などを専門スタッフに相談できる。
デザインのコツを掴んで最高の一枚を
センスの良いオリジナルTシャツ作りは、特別な才能がなくても実現できます。いきなり作り始めるのではなく、目的を明確にする「準備」と、「配置・配色・文字」といったデザインの基本原則を理解しましょう。ぜひ知識を活かして、世界で一枚の特別なTシャツ作りを楽しんでください。
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